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【主張】外出の自粛 スターの発信に期待する

本田圭佑(尾崎修二撮影)
本田圭佑(尾崎修二撮影)

 なくなって改めて寂しく思う。スポーツ中継がない週末のことだ。

 野球やサッカー、ラグビーやウインタースポーツ、開幕や佳境を迎えてテレビ桟敷で興奮しているはずだった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの競技大会が中止や延期に追い込まれている。ライブなどのイベントも同様である。これらを全て「不要不急」と断じることには疑問もある。だが今、優先されるべきは健康と安全であり、ここは我慢の時である。

 その意味で心強いのは、スポーツや芸能の現場から、新型ウイルスとの戦いに強いメッセージが送られていることだ。

 例えばサッカー元日本代表の本田圭佑はツイッターで「やるべきは自粛であり、休校であり、それらに対する徹底した国からの補償である。その補償に感謝して、コロナが落ち着いてから、みんなで一生懸命働く」と提起した。

 カズこと横浜FCの三浦知良は徹底した手洗いの実践を動画で呼びかけている。神戸のイニエスタは夫人とともに自宅でできるエクササイズの動画を公開した。

 バドミントンの桃田賢斗は「個人個人ができることをしっかりすることへの意識が大事」と注意を喚起し、奥原希望は「社会的距離と言われている『約2m』の距離は出来る限り保ちましょう! それも今できることの1つです」と具体的に求めた。

 俳優、歌手の星野源は自身のインスタグラムでギターの弾き語りによる「うちで踊ろう」を公開して伴奏やコーラスでの参加を求めた。三浦大知、高畑充希、石田ゆり子といった面々が次々とダンスやコーラスの動画を重ねている。家にいることの呼びかけと、賛同の輪の広がりである。

 感染拡大が収まらない要因の一つに、若年層の外出が止まらない実態が挙げられる。現実には若年層の重症者や感染者も増加しており、無症状の若者からの感染も脅威となっている。

 安倍晋三首相は7日に緊急事態を宣言する。ただし宣言は、外出自粛要請に強制力を伴わない。最後に行動を決めるのは国民一人一人の自覚である。だからこそ、若者に訴求力のある選手や芸能人の発信に期待は大きい。

 それぞれの立場で発信を続けてほしい。ファンは真摯(しんし)に、これを受け止めてほしい。

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