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トヨタ、防護マスクを国内生産へ

愛知県豊田市のトヨタ自動車堤工場の入り口に掲げられた同社のロゴマーク=3日午前
愛知県豊田市のトヨタ自動車堤工場の入り口に掲げられた同社のロゴマーク=3日午前

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、トヨタ自動車は7日、グループ各社と連携した国内の医療現場支援策として、顔全体を保護する「医療用フェースシールド」の国内生産などを行うと発表した。支援策は、防護服など医療用品の調達・物流支援なども含め幅広く計画。トヨタは「社会が一日も早く平時を取り戻せるよう、可能な限りの協力をしていく」としている。

 発表した支援策は、検討中を含めて7項目。

 医療用フェースシールド生産は、社内向けの機械設備を製造する貞宝工場(愛知県豊田市)の3Dプリンターなどを活用。まずは週500~600個のペースで早期の生産開始を目指す。フェースシールドは、感染者治療にあたる医師らの2次感染を防ぐ防護具となるもので世界各地で不足が指摘され、トヨタも欧米、アジアの工場ですでに生産に着手していた。

 同様に国内でも不足が懸念される人工呼吸器に関しては、増産を行う医療機器メーカーを支援。具体的には、車両生産工程などの効率化ノウハウを持つ人材で支援チームを結成、派遣する。また医療用のマスクや防護服などの調達・供給支援の一環で、自動車部品の物流網を活用する。

 東京都などで予想される軽症者の待機施設などへの移送支援では、運転手への感染を防止できる車内設備の検討を始める。

 このほか簡易ベッドなど医療機関向け備品の生産を自動車部品メーカーのアイシン精機(愛知県刈谷市)が、国内工場の従業員向けマスク生産をデンソー(同)が行い、供給を支える。デンソーは量子コンピューターの利用ノウハウを生かし、海外企業が治療薬開発などの研究支援目的で海外企業が行う量子コンピューターサービス提供プロジェクトに参画する。

 トヨタは、感染拡大で各国工場が停止、日本でも世界的需要減から一部工場の稼働を休止しており、今回の発表で「雇用を守りながら自らの体質改善を図り、日本の基幹産業である自動車産業が復興の先頭に立つ」と強調した。

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