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【話してみよう Japaneseライフ】神や祭りの英訳は

「主基殿供饌の儀」のため、祭服を着て大嘗宮の主基殿に向かわれる天皇陛下=15日午前0時31分、皇居・東御苑
「主基殿供饌の儀」のため、祭服を着て大嘗宮の主基殿に向かわれる天皇陛下=15日午前0時31分、皇居・東御苑

 皇位継承に伴う一世一度の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」が14、15日に行われた。これを受けて、英語ニュース・オピニオンサイト「ジャパン・フォワード」は日本の祈りの文化を特集している。

 「Matsuri,the Sacred Rituals of Prayers and Festivities」(祈りと祭りの神聖な儀式)では、神の訳語「god」を用いず、「kami」という語をそのまま用いている。訳出した神社本庁によると、「多くの外国人は『god』と聞くと、キリスト教のような一神教の創造主を思い浮かべる。一方、日本の伝統的な自然観は、山や川などとともに人も自然の一部であるとし、すべてのものに神が宿っていると考える。独特の概念なので、そのまま『kami』として伝えている」(「日本のこころ公式ガイドブック」より)。

 祭りも、「matsuri」とそのまま伝えることも。祝賀や饗宴(きょうえん)などを含む祝祭は「festival」、宗教や国家など公式の厳かな儀式は「ceremony」、決められた手順や定形に沿って行われる宗教的な儀式は「ritual」と意味によって使い分けられるが、「matsuri」は宮中祭祀から神輿(みこし)をかつぐ地域の行列まで、さまざまな側面を含む。

 日本語をそのまま用いるときは、内容をより丁寧に解説したい。具体例は「相手になじみのある例だと理解を得やすい」(同庁)。自然界の厳しさを伝えるときには、聖書の出エジプト記で昆虫の大群が来襲した様子や、欧州でネズミがペストを媒介したことなどに触れることで荒れ狂う自然の側面を伝えやすい。悲しみの中にも支え合い、乗り越えてきた歴史は世界共通だ。

 相手の環境や文化に配慮し、互いに理解を深めることで、より円滑な交流を育みたい。

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