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買いだめ狂騒曲 スーパーに30人の行列「心配になったので」

記者団の取材に応じる大野元裕知事=6日、県庁(竹之内秀介撮影)
記者団の取材に応じる大野元裕知事=6日、県庁(竹之内秀介撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言が発令されるのを前に、対象地域となる埼玉県では7日、スーパーやコンビニエンスストアで食料品や日用品を買いだめしようとする住民の姿が目立った。

 午前10時前、さいたま市南区のスーパーの開店前に30人程度の行列ができた。

 並んでいた70代の男性は「緊急事態宣言が発令されることになり、心配になったのでお米を買いに来た」。30代の主婦は「商品が買い占められないか心配になった。小学生の子供が学校に行けないので冷凍食品を多めに買いたい」とせわしなく語った。

 一方で、70代の主婦は「国も『心配しなくていい』と言っている。必要なものだけを買いに来た」と冷静な様子だった。

 スーパーの担当者は「インスタントラーメンやパスタ、冷凍食品などを買う人が多い。特に高齢者の購入が目立つ」と明かす。緊急事態宣言が発令されると報じられた6日から客が急増し、レジに並ぶ人の列が店の外まで伸びたという。

 各スーパーは過剰な買いだめを控えるよう呼びかけており、イオンリテール北関東カンパニーの広報担当者は「いつも通りの入荷をしているので安心してほしい。必要なものだけをお買い求めいただきたい」と語った。

 もっとも、地域によって温度差もあるようだ。桶川市のスーパーでは7日午前の開店前も行列はなく、普段通りの様子だった。

 緊急事態宣言が発令されると、対象地域の知事は、不特定多数の人が出入りする理髪店などの商業施設に対し使用制限を要請できるようになる。

 さいたま市南区の理髪店では午前10時のオープン前に数人が並んだ。60代の男性会社員は「早く髪を切った方がいいと思い、並んだ」と話した。

 埼玉県の大野元裕知事は「緊急事態宣言が発令されても買い物はできる。買い占めに走る必要はない」と呼びかけているが、買い占めが深刻化し商品不足に陥ることを不安に思う人は少なくない。国や県がどれだけ冷静な対応を促すことができるかが今後の大きな課題となりそうだ。

(黄金崎元、内田優作)

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