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緊急事態宣言 与党は評価、野党は「遅すぎる」

緊急事態宣言を発令し会見で国民に協力を呼びかける安倍晋三首相=7日午後、首相官邸(春名中撮影)
緊急事態宣言を発令し会見で国民に協力を呼びかける安倍晋三首相=7日午後、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相が緊急事態宣言の発令に踏み切ったことに対し、主要野党は7日、「遅きに失した」などと批判した。自粛要請と同時に休業に伴う補償も実施すべきだとの声も根強い。与党は政府の方針に理解を示しつつ、国民への丁寧な説明などを求めた。(田村龍彦)

 「政府の対応は残念ながら後手に回ってきたと言わざるを得ない」

 立憲民主党の枝野幸男代表は衆院議院運営委員会でこう訴えた。枝野氏は改正前の新型インフルエンザ等対策特別措置法を今回も適用できると主張してきた。政府が法改正にこだわったために宣言が遅れたとの考えで、1カ月の宣言期間についても「本当に終息に向かわせることができるのか」と批判した。

 質問に立った国民民主党の玉木雄一郎代表も記者団に「遅きに失した」と語り、「宣言を出した以上は責任と覚悟を持って国民に行動変容を求めていくべきだ」と、政府の対応が不十分だとの認識を示した。

 約40分間行われた議運委には、宣言の発令に向け日程が窮屈だった首相も出席したが、野党が質問時間を増やすよう求め、開始が遅れた。「国家的危機」(枝野氏)の中で存在感を発揮できない焦りも見える。

 共産党の小池晃書記局長は参院議運委で「『補償なき緊急事態宣言』では休みたくても働きに出るしかない」と主張。感染拡大防止のために自粛要請に対する事業者への損失補償が不可欠だと訴えた。首相は「売り上げ全てを補償することはできない」と述べ、事業者支援で最大200万円の給付金を支給することなどを説明した。

 一方、自民党の二階俊博幹事長は総務会で「感染拡大防止と国民の命を守るため、一致協力してこの難局を乗り切っていきたい」と述べ、政府に歩調を合わせた。公明党の山口那津男代表も記者団に「(宣言の)対象となる方々の意識の変化、覚悟ができることに期待したい」と評価。6日に首相に「不安や懸念を和らげるよう国民にわかりやすく説明をお願いしたい」と要請したことを明らかにした。

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