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【皇室ウイークリー】(614) 両陛下「饗宴の儀」終えられる 被災自治体に見舞いのお言葉も

 天皇陛下の即位を祝う「饗(きょう)宴(えん)の儀」の第2~4日が10月25、29、31日に皇居・宮殿で行われ、天皇、皇后両陛下はすべてに臨まれた。計4日にわたったこの祝宴は憲法上の国事行為とされているが、これで陛下は饗宴の儀をすべて終えられたことになる。

 25日の第2日の祝宴では、両陛下、秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方が参列者397人と昼食をともにされた。参列者は国会議員、元三権の長や元皇族、日本学士院・日本芸術院会員、海外日系人代表ら。京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授や、元号「令和」の考案者とみられる国際日本文化研究センター名誉教授の中西進氏らも招かれた。

 正午過ぎ、モーニング姿の陛下とロングドレス姿の皇后さまが「豊明殿」にお出ましになり、祝宴がスタート。陛下が「ここにみなさんと饗宴をともにすることを誠に喜ばしく思います。この機会に国民の幸せと国の一層の発展を祈ります」とお言葉を述べられた後、安倍晋三首相が祝詞を述べ、雅楽の演奏とともに日本料理の食事が振る舞われた。

 第3日となる饗宴の儀は29日、立食形式で催され、各地の知事や国会議員ら678人が参列。饗宴の儀は平成の代替わりでは計7回開かれたが、令和では両陛下のご負担などを考慮して4回に減らし、後半2回を立食形式にするなど簡素化した。

 この日の参列者は、プロ野球ソフトバンクホークス球団会長の王貞治氏、女子レスリング五輪4連覇の伊調馨氏、宮城や福島、長野など台風19号で被災した各県の知事ら。参列者は「豊明殿」と「春秋の間」に分かれ、両陛下が各部屋を回り、飲食を共にされた。福島県の内堀雅雄知事によると、両陛下から被災状況に関する質問や被害への見舞いのほか、早期復旧を願われる言葉をかけられたという。

 最後の第4日となる31日の饗宴の儀も29日と同様、立食形式で行われ、各国の駐日大使や日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏、歌舞伎俳優の松本白(はく)鸚(おう)氏ら691人が参列した。陛下は「春秋の間」に集まった大使らを前にした際には、29日までとお言葉の内容を変え「各国元首のご健康と各国国民の幸福、世界の平和を切に祈ります」と述べられた。

 宮内庁は31日、同日未明に発生した那覇市の世界遺産・首里城の火災を受け「沖縄の歴史や文化を象徴する首里城が焼失したことについて、大変、残念に思われている」とする両陛下のお気持ちを明らかにした。陛下は皇太子時代の平成13年4月、「全国『みどりの愛護』のつどい」臨席のため沖縄県を訪れた際、首里城を視察されていた。

 昭和天皇の末弟で、上皇さまの叔父にあたる三笠宮さまが薨(こう)去(きょ)して3年の命日に当たる10月27日には、東京都文京区の豊島岡墓地で「墓所祭」が営まれた。両陛下や上皇ご夫妻の使者に続き、車いすに乗った三笠宮妃百合子さまが玉串をささげて拝礼された。墓所祭には三笠宮家の彬(あき)子(こ)さま、瑶(よう)子(こ)さまとともに秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が参列された。

 上皇后さまは29日、日本人初の国連難民高等弁務官を務めた国際協力機構(JICA)元理事長、緒方貞子さんの葬儀が営まれた都内の教会を、弔問のため訪問された。上皇后さまは聖心女子大の後輩にあたり、長野・軽井沢などでテニスを楽しまれた間柄。12年、上皇さまととともにスイスを訪問した際、緒方さんと昼食を共にするなど、長年、親交を持たれていた。

 三笠宮家の瑶子さまは25日、36歳の誕生日を迎えられた。

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 【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

 また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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