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新型コロナで注目 ミュージックライブ配信の「投げ銭」

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ミュージシャンらがインターネットでのライブ配信に取り組み始めた。その動きは大物だけではなく、インディーズバンドや声楽家らにも拡大。集客や課金が課題になる中、注目されているのが、課金アイテムを購入する「投げ銭」だ。動画配信アプリの業界は活気づいており、ライブ会場の運営サイドも配信のための設備投資に力を入れ始めた。

知らない人も閲覧

 東京、大阪を中心に活動する“美中年アイドロックバンド”の「アイドルラブチャンネル」は3月28日、結成10周年にして初めて無観客のライブ配信を実施した。もともと観客を入れてのライブを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客に切り替えた。

アイドルラブチャンネルのライブ=昨年11月、東京都内(アイドルラブチャンネル提供)
アイドルラブチャンネルのライブ=昨年11月、東京都内(アイドルラブチャンネル提供)
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 会場は東京・大塚のライブハウス。ストリーミング配信アプリの「SHOWROOM(ショールーム)」を通じ、午後5時半~8時半の3時間、他の出演者と合わせて4組でライブを行った。ライブ中には、できるだけカメラに近寄るなど閲覧者を飽きさせないよう工夫。閲覧者は計2308人だった。

 運送会社経営者でアイドルラブチャンネルのボーカル、ヒロニャンさん(45)は「1500人を目標にしていたので、予想を上回りうれしい。知らない人たちも見られるのが、配信アプリの魅力だ」と語る。

 SHOWROOMでは「ギフト」という課金アイテムを購入することで、閲覧者は出演者に「投げ銭」ができる。今回のライブで投げ銭をしたのは30人程度で計約11万円だった。

 SHOWROOMの手数料やホール使用料などを差し引くと赤字。通常は4~5万円の実入りがある。それでもアイドルラブチャンネルは今後、カメラの台数を増やしライブ配信を行う予定で、「より本格的にやっていきたい」と話す。

「賽銭箱」ほしい

 「感染拡大への恐怖心が一瞬でも忘れられる時間が持てたら」

 岡山県総社市出身のシャンソン歌手、あみさんは、そんな思いで3月22日、東京・六本木のライブハウス「バードランド」で初の無観客ライブ配信に臨んだ。

 3月は新型コロナウイルスの感染拡大で公演のキャンセルが続出、涙を流した日もあった。都内で歌の教師も務め、生徒には高齢者が多い。「月1回のレッスンを楽しみにしている生徒さんから『さみしくてしようがない』との声があった。できることはないかと探しました」と配信にいたった経緯を話す。

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