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延期で練習拠点喪失も 東京パラアスリートに募る不安

アジアパラ大会で強豪の中国(手前)と対戦する日本。東京パラリンピックではメダル獲得を目指す=2018年10月、ジャカルタ(共同)
アジアパラ大会で強豪の中国(手前)と対戦する日本。東京パラリンピックではメダル獲得を目指す=2018年10月、ジャカルタ(共同)

 新型コロナウイルス感染の世界的な拡大により、今夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックの1年延期が決まった。4年に1度の祭典を目指してきたアスリートたちは仕切り直しを迫られているが、五輪競技に比べ、パラ競技は練習環境に恵まれないことも多い。自国開催の大会での表彰台に向け強化を進めてきたシッティングバレーボール女子代表チームは、練習拠点を失う可能性もあるという。  (上阪正人)

使用期限は今夏

 「パラリンピックが延期となれば、また練習に使える施設を探さなくてはならない」。日本パラバレーボール協会会長で、シッティングバレー女子代表監督も務める真野嘉久さん(55)は危機感を強める。

 現在、代表チームが拠点を置いているのは兵庫県姫路市の市役所北別館。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪でバレーボール女子代表を率いた真鍋政義さん(56)が姫路市出身だった縁で市が強化に力を入れ、17年には激しい動きをしても床面がささくれないスポーツフロア「タラフレックス」を整備。同県宍粟市(しそうし)在住の西家道代主将(53)をはじめ選手やスタッフに関西在住者が多く、新幹線が停車する姫路駅からも近いことから、18年にナショナルトレーニングセンターの強化拠点に指定された。

 ただ、改修工事を控えており、東京パラのために使用期限を今夏まで延ばしてもらっていた。開催延期となっても、1年後までそのまま使い続けることは難しい。その場合はかつてのように、練習できる場所を求めて各地の学校や公立体育館を転々とせざるを得ない可能性もある。

スピードが魅力

 1956年にオランダで考案されたシッティングバレーは、コートの床に座った状態で行う6人制のバレーボールだ。コートは縦横とも一般のバレーの3分の2程度で、ネットの高さも男子は1・15メートル、女子は1・05メートルと低く抑えられている。プレー中、アタックの際などにお尻が床を離れると反則。このため腕や足を使って床を滑るようにして移動するが、コートが狭いためスピーディーな試合展開が魅力となっている。

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