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五輪の舞台で「日本」を発信 伝統芸能、被災地復興、共生社会実現

プロジェクト「TURN」を監修する日比野克彦(兼松康撮影)
プロジェクト「TURN」を監修する日比野克彦(兼松康撮影)

 東京五輪開催まで24日であと半年。五輪はスポーツだけでなく、アーティストらが華々しく活躍する文化芸術の祭典。東京大会では主に「日本の伝統芸能披露」「東日本大震災の復興アピール」「地球規模課題のメッセージ発信」の3つのテーマに沿った多彩なイベントが計画されている。創出された文化プログラムの多くが五輪のレガシー(遺産)として、その後も継続されている2012年ロンドン大会にならい、日本の文化芸術の力を結集した取り組みが模索されている。(植木裕香子)

 スポーツの祭典として注目を浴びる五輪だが、「スポーツ、文化、教育の融合」を掲げる五輪憲章では大会期間中に、文化プログラムを実施することが義務付けられている。

 近年の大会では開催規模は長期・大規模化。ロンドン大会で行われた「アンリミテッドプロジェクト」では、演者の車いすの女性が水中パフォーマンスを披露し、共生社会実現に向け、障害者の表現の可能性を広げたとして評価された。

 ロンドン大会の成功に続こうと、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に、東京からも地球規模の課題に向けた前向きなメッセージを発信しようとしている。

 東京芸術大美術学部長の日比野克彦教授(61)が監修、都主催のアートプロジェクト「TURN」では、家庭にさまざまな問題を抱え「子ども食堂」を利用する子供たちに、食堂の壁に壁画を描いてもらうプロジェクトをすでに実施した。今夏も芸術家らが障害者や高齢者らとの交流を通じて表現活動を行うプロジェクトを計画している。

 日比野教授は「個性を認め合うアートの視点で、異なる背景の人同士が関われば、『他人事』も『自分事』へと変わり、その集積が地球規模の課題解決につながる」と企画の意義を述べる。

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東京五輪2020まであと

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