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綱渡りの聖火リレー 感染リスク抱えるも「簡単にはやめられない」

聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
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 五輪聖火が日本に到着しても、ひと安心とはいかない。大会組織委員会関係者は新型コロナウイルス感染拡大が続く中で26日にスタートする聖火リレーの成功を願いながら「綱渡りの毎日になる」と話す。

 組織委は17日、福島、栃木、群馬の3県についてリレー実施時の対応策を公表した。一般への観覧全面自粛要請は見送ったものの、関連式典を無観客とするほか、沿道で過度の密集状態が生じた場合、著名ランナーの走行場所の入れ替えや中断といった措置が取られる可能性も示された。

 ギリシャ国内のリレーでは想像を超える市民が集まり2日目に打ち切られた。武藤敏郎事務総長は「そういうことがないようにしたい」と語る。ただ、「過度の密集状態」の定義はあいまいだ。いわば地域住民らの“性善説”に頼る形で、区間ごとに環境も異なる。判断を委ねられる現場スタッフの負担は大きい。

 聖火リレーは本来、多くの人に直接みてもらうことで大会への期待感を高めるイベントだ。感染リスク抑制が最優先の状況で「考え方を変えざるを得なくなった」(武藤氏)。海外メディアからは「リレーをする意義が失われるのではないか」との質問も飛んだ。

 東京五輪の聖火リレーは当初から復興五輪の象徴に位置付けられた。被災地を重点的に回るため国際オリンピック委員会(IOC)から「100日以内」のルール緩和を勝ち取り、全47都道府県をめぐる121日間の長期日程を組んだ。大会関係者は「あまりにも多くの人の思いを背負っている。簡単にはやめられないだろう」と実情を語る。

 リレー実施が困難になれば、大会の延期や中止論がさらに高まることは確実。感染終息の兆しがみえない中、希望と不安を抱え、聖火はつながれる。(森本利優)

聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
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聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた。大勢の人が聖火展示に訪れた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた。大勢の人が聖火展示に訪れた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
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聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
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聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた。「復興の火」展示に登場したサンドウィッチマン、村井宮城県知事ら=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
聖火が松島基地に到着し、東日本大震災の被災3県を展示してまわる「復興の火」がスタート。初日は津波被災地域の石巻南浜津波復興祈念公園での聖火の展示が行われた。「復興の火」展示に登場したサンドウィッチマン、村井宮城県知事ら=20日、宮城県石巻市(鈴木健児撮影)
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