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ベンツ、シャネル、自衛隊…そっくりエンブレムが続出の市章

 新型コロナウイルスの影響で自治体の市町村長の会見を伝える映像、画像が増え、市町村章を目にする機会が増えている。漢字やひらがな、図形を基にした主流組に混じり、自動車メーカーや高級ブランドのエンブレムにそっくりなものも。自治体を象徴するシンボルマークの多くには地域の特徴が込められているが、最近は同じ型の意匠も増えているという。背景にあるのは、時代ごとに進められた市町村合併。「地域の特徴を出しづらくなっている」との指摘もある。  (小泉一敏)

ユニークなシンボルマーク

 市町村章の制定が始まったのは明治期のこと。地域の歴史や漢字やひらがなを組み合わせたり、数字に読み替えたりしてロゴ化したものが多く、大正期には市町村章を紹介する新聞連載があったこともあり、市民の間で認知度が高まった。

 現在、居住地の市町村章をすぐに思い出せる人は多くはないかもしれない。ただ、インターネットなどで話題になるものもある。

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 例えば、大阪府柏原(かしわら)市の市章(昭和33年制定)はデザインする過程で「かしわら」の「わ」を「ハ」に置き換えた趣向で、市内の大和川と石川との合流点に位置することも表現している。その形状がネット上で、スリーポインテッド・スターと円形月桂冠とを併せてデザインされた高級外車、メルセデス・ベンツのエンブレムに似ていると話題になっている。

 同市広報課の職員は「市章が入った名刺交換をする際に、似てますねと話題になることがありました。市のアピールにつながるといいんですけどね」と話す。

 岡山県笠岡市は高級ブランド、シャネルに、さいたま市は陸上自衛隊のシンボルマークにそれぞれ似ているとの指摘があるなど「似ている」ケースが散見される。

「大合併」で急加速?

 「市の誕生が、地域を象徴する市章が制定されるきっかけになった」

 市町村章の歴史に詳しいNPO法人職員の柳橋達郎さん(41)=滋賀県守山市=が指摘する通り、自治体章の制定は、市町村の誕生の影響が大きい。

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