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動画配信「日本独自」で勝負 スタジオ確保、地上波連動…競争が激化

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 大手のインターネット動画配信サービスが、日本オリジナル作品の制作を強化している。Netflix(ネットフリックス)は、作品ごとに借りるのが一般的だった撮影スタジオを企業として確保。日本テレビグループのHulu(フールー)は地上波放送と連動し、ヒット作を生み出している。競争が激化するなか、各社は独自のコンテンツを確保して視聴者拡大を図っている。(文化部 森本昌彦)

 ネットフリックスは今月から、国内最大規模の「東宝スタジオ」(東京都世田谷区)にあるスタジオ2棟を複数年にわたり、賃借した。同スタジオは過去に「七人の侍」や「ゴジラ」シリーズなど映画史に残る名作が作られた舞台として知られている。

 運営するTOHOスタジオによると、作品ごとに借りる場合には撮影スケジュールと空き状況が合致しなかったり、制作期間が変更しても対応できなかったりするケースもある。これに対し、事業者が長期的に借りることで、好きなときにスタジオを使用できる。このメリットは大きい。

 今回の賃借の狙いについて、ネットフリックスで広報を担当する東菜緒さんは「実写作品の本数だけでなく、大きなスケールで作るプロジェクトも増えている。今後作っていく環境を整備するという意味でも、インターナショナルスタンダードの制作拠点を確保しておくというのは今後の作品作りで重要になってくる」と説明する。

 平成27年から日本でサービスを始め、約50本の日本オリジナル作品を配信してきた。アダルトビデオ業界の風雲児と呼ばれた村西とおる監督を主人公に時代を活写した「全裸監督」(令和元年)は人気を集め、続編公開が決まっている。昨年12月から独占配信するオリジナルシリーズ「今際(いまわ)の国のアリス」は開始4週間で全世界の1800万世帯が視聴し、日本の実写作品として世界で最も見られた作品になった。

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